鍵には多くの種類があります、その種類によって開錠方法が大きく異なり時には特殊な形状の道具でないと開けられない物も多く本当にロックピックが必要な緊急時などにその鍵がどのタイプなのか分からなければ開けることが出来ません、鍵の種類を見極める所からがロックピックの始まりです。

鍵の内部構造は基本的には真鍮で出来ています、というのは真鍮の工作性の良さ、滑りやすさ、柔らかさ故に砂やゴミが入った時に真鍮側が傷つくことによってそのまま砂を噛んで動かなくなることを防いでいます。

​稀に鉄製ピンなどをカスタムで使う人が居るくらいで世の中に出回っている殆どの鍵は真鍮製で出来ています。

​

​

​

・ピンタンブラー

ピンタンブラーはファッワーロックに続いて世界的に多く流通してると言えるタンブラーだと思います。

​基本構造は基本構造で説明した通りの内容でピンタンブラーのロックピック技術がすべての他のロックピックの元となる技術でもあるので一番最初に覚えるべき技術であり同時に一番開けることの多いロックのタイプです。

鍵の歴史としては比較的浅くここ100年の間に爆発的に広まったロックで構造の単純さとセキュリティの高さのバランスが良いので広く使われています。

​基本的には1サイドにピンがありますがMIWAなどは両側にあるダブルサイドピンタンブラーという派生もあります。

​

​

・ディンプルピンタンブラー

ディンプルピンタンブラーはいわゆるキーの横にへこみが複数あるタイプのロックで基本構造はピンタンブラーと何も変わりません。

違うのはピンが縦から横置きになったことで使えるキーの面積が増えピンの数を増やせる事とアクセスのしづらさからピンタンブラーと比べてセキュリティが上がった事です。

一般的には汎用ピックのハーフダイアモンドか専用のハーフフラッグを使用して開錠しますがMul-t-lock等の特殊ディンプルキーだと専用のツールでないと開けるのは困難を極めます。

​

​

・チューブラーロック（八万ロック）

これも比較的目にする機会が多いロックですね。

これはよくショーケースや自動販売機のロックに使われており八万ロックとも呼ばれています。

このロックの開錠には特殊なピックは必要ないのですが特殊なテンションレンチが必要です。

それ以外は得に難しい点はなく、ピンが全て表面にあり表を向いているピンタンブラーなのでむしろ開錠しやすいと言えるでしょう。

​

 

・ワッファーロック（ディスクタンブラー）

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

​

このタイプのロックは広く車に使われていますが住宅用としては団地等を中心に古く使われていましたが大手メーカーが2001年を持って追加注文を停止しているので比較的新しい住宅等で見ることは少ない筈です、構造はピンタンブラーと似ていますがピンの代わりにディスクが入っておりこのディスクが上下に動くことによってシアラインにセットされる仕組みになっています。

基本的に鍵穴が幅広いので大きなサイズのテンションレンチが必要で、********という特殊********はこのロックへの作業性を上げるためにあります。

ピックは基本的には****を使い上下にある*****を押してシアラインに合わせてあげます。

このロックは*******という******に近い方法で開けることも可能でセキュリティの高さはセキュリティピンの無いピンタンブラーと同等かそれ以下です。

​

​

・ウォーデッドロック

このロックは今でも使われているロックの中では古い歴史を持つ方になります。

よく映画とかで複雑な形状をしたキーを見たことがあると思いますがそれがこのウォーデッドロックです。

何故今もまだ使われているのかと言うとその構造の単純さから安い事と野ざらしにしても壊れにくい事が挙げられ、納屋やフェンスのロックなどに今も多く使われています。

内部に壁が設置されておりそれによって正しい形の鍵でないと回らない仕組みなのですがこのロックには一つ大きな欠点がありキーの先端を除くすべての部分を削る事によって似たタイプのロックは全て開けられています。

今では********という名前で呼ばれ専用のバイパスツールとして5本の*******でほぼ全てのウォーデッドロックが普通のキーを使うの同様に開けることが出来るのでセキュリティはほぼ無いに等しいと言えるでしょう。

​

​

・特殊タンブラー編

​

​

​

・ロータリーディスクタンブラー

日本では住宅のロックとして一般的な鍵です、MIWAのU9を所持していますがアメリカでは一般的ではないので詳しい開錠技術は不明ですので分かり次第書きます。

​

​

・インタラクティブディンプル（Mul-t-lock）

このロックはディンプルロックの派生でピンの中にピンは入っており二重構造になっていることによりピンの数を倍に増やしています、さらにピックにより二重構造のピンをピックするのは困難なため高度な技術が必要とされています。

セオリーとしては二重構造の内部のピンからピックして*******を得てから外部ピンをピックする方法が一般的です。

またこのロック専用のバンプキーも存在していますが成功率はそれほど高くないようです。

​

​

・ディスクディテイナー(Abloy+中国製コピー)

このタンブラーは特殊タンブラーに割り当てられAbloyというメーカーが作った回転式のディスクタンブラーです、現状開錠には特殊ツールと高度な技術が必要で事実上ピッキングが困難なロックと言えます、ですがそのロックにも弱点がありこのロックの***を固定してるのは***の****な為、**を*****を使ってハンマーで強く叩くと**が抜ける事が確認されています。

中国製コピーも出回っていますがそれらは特殊ツールでの開錠も出来、破壊も用意です。

​

​

・Bi-Axial(Medeco)

これも特殊タンブラーに割り当てられます、基本構造はピンタンブラーの派生ですがピンの深さだけでなくピンが回転することによりピンの深さとピンの角度の2つの面からセキュリティを上げています。

さらに上部のピンにはセキュリティピンが配置されておりかなりの高等技術が必要です。

なおレジスターなどに使われている4ピンなどピン数の少ないMedeco製ロックは*****によって開錠出来る事が確認されています。

​